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2005年4月 5日 (火)

ECMに敬意を称する。

 数多ある音楽レーベルの中で、しかもメジャーで、ECMほど商業主義に染まっていないレーベルはあまり見受けられないと思います。
 ECM創始者でオーナープロデューサーのマンフレート・アイヒャーは、1995年ルフトハンザ航空機内誌の特集で次ような内容を語っています。「私は、現在の市場の動向や流行に追従することに興味はない。未来の可能性を見極めながら音楽を制作することだけに関心がある」。
 またその特集に、ECMアーティストであるメレディス・モンクが「マンフレートが興味を持っているのは半年後のセールス結果ではなく、10年後の音の響きよ」と、ECMの本質を突いたコメントを寄せています。
 現在、商業主義まみれが幅を利かす音楽シーンで、アートとして優れた内容の作品を、30年以上も変わらず世に送り出し続けているレーベルが他にどれほどありましょうか。はっきり言って皆無だと私は思うのです。
 心あるリスナーは真摯にこの現実を受け止め、ECMに敬意を称しようでは有りませんか。

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