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2005年5月18日 (水)

「Endless Days」Eberhard Weber

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 エバーハルト・ウェーバー2000年4月の作品「エンドレス・デイズ」。晩年の成熟期における傑作といえよう。その威風堂々たる格調高きサウンドは素晴しいの一言に尽きる。その音楽は他が比肩することが容易でない匠の領域に昇華されている。
 ECMデビュー作「カラーズ・オブ・クレー」より約30年、彼の音世界は一貫したイメージが流れており、それを何と表現したらよいか、ウェーバー独特のプログレッシブなアンビエントミュージックとでも言おうか。何かの物語を想起させる作風・アレンジは、古典的であったり現代的であったり幻想的あったりする。彼の作曲家および演奏家としての長年の経験で蓄積・消化されてきた、クラシックからジャズ、ロック、現代音楽等の音楽性は、晩年の成熟期を迎えての当作品において威厳を漂わせている。それはウェーバーならではの至極の音楽世界である。またそのサウンドを表現なしえる、参加のベテラン・プレーヤー面々も匠の貫禄である。
 ウェーバーの繊細なベースプレイが堪能できる詩情あふれるロマンティックなストーリー。ポール・マッキャンドレスの気品溢れるオーボエをはじめ木管楽器の響きは、その奏でるメロディーが聴き手の心を捉えて放さない。作品のアンサンブルの要となるライナー・ブリューニングハウスの質実剛健な揺るぎないプレイはまさに匠の領域だ。マイケル・ディパスクァのパーカッシブなプレイも作品に絶妙なコントラストをつけている。
 音楽を聴くに際して本来意識する必要もないことなのだが、ウェーバーの作品は聴いていて、記譜された演奏と即興の境界が判別できない部分が多い。本当に摩訶不思議のアンビエントミュージック的な音世界である。もしかしてこの作品は、ジャズファンよりプログレファンにお奨めの作品かもしれない。(一幸斉)

★アーティスト
Eberhard Weber bass, Paul McCandless oboe, english horn, bass clarinet, soprano saxophone,
Rainer Brüninghaus piano, keyboards, Michael DiPasqua drums, percussion
★アルバム・データ
Recorded April 2000
Rainbow Studio,Oslo
Engineer:Jan Erik kongshaug
Cover Painting: Maja Weber
Design and Photos: Dieter Rehm
Produced by Manfred Eicher
An ECM Production
ECM 1748

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