「Fish Out Of Water」 Charles Lloyd Quartet
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『フィッシュ・アウト・オヴ・ウォーター』はチャールス・ロイドによるECMからの第一作目であるとともに、彼の音楽キャリアにおいて晩年へ賭ける本格的な再起の作品として大変興味深い。
彼はコルトレーンの影響が強いが、そのスタイルを基本にしながらも独自の音楽スタイルを深化させている。静寂のカンバスに描き出される、無駄を削ぎ落としたスピリチュアルなトーンとサウンド。その音には、彼自身が人生の晩年にさしかかりながらも、過去・現在・未来をしっかり見据え前進を止めないという、強い信念と確信を感じる。優しく語り掛けるメロディックな美しさと、響きの奥に秘められている熱いメッセージに涙腺が緩む。この作品は只管に聴くべし、感じてくるまで只管に聴くべし。彼のひた向きなジャズメンとしての振る舞いに敬服・感銘。ちなみに、ジャケットのアートは彼の伴侶である「ドロシー・ダー」によるもの。
ECMの、アーティストの本質をしっかり捉えた、地に足が着いた新鮮かつ大胆な作品制作に敬意を表する。(一幸斉)
★アーティスト
Charles Lloyd tenor saxophone, flute,
Bobo Stenson piano,
Palle Danielsson double-bass,
Jon Christensen drums,
★アルバム・データ
Recorded July 1989
Rainbow Studio,Oslo
Engineer:Jan Erik kongshaug
Cover Painting: Dorothy Darr
Cover Design: Dieter Rehm
Produced by Manfred Eicher
An ECM Production
ECM 1398 ◆ライヴ・イン・モントリオール超オススメDVD作品(一幸斉)
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